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兵庫労使相談センター定期総会

兵庫労使相談センター第13回定期総会ひらく

080521soudansentarsoukai003.jpg ◆兵庫労使相談センター(連合兵庫・兵庫県経営者協会・兵庫県)は、5月21日(水)、神戸市内の県立中央労働センターで第13回定期総会をひらき、新年度の相談員体制や、今後のセンターのあり方等について協議、それぞれ提案どおり決定しました。

◆総会は、土肥事務局次長(連合兵庫事務局長代理)の司会で幕を開け、まずセンターを代表して◆好城代表委員(連合兵庫顧問)があいさつに立ち、「経
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センターを代表してあいさつする好城代表委員 

営者側からの相談も3割程度あり、センターは労使双方から頼りにされている状況で、いよいよ存在意義が高まりつつある。そうした中、今後のセンターのあり方について『あり方委員会』を設置、さらなる充実・強化へ向けた議論をすすめ、本日その報告や今後の在り方、運営規則について提案させていただく。よろしくご討議のほどお願いいたします」と述べ、ひきつづき好城代表委員が総会議長を勤めました。

◆そのあと、労使代表あいさつ、来賓あいさつを受けましたが、連合兵庫を代表してあいさつに立った森本会長は、「センターは相談の受け皿として大きな役割を果たしておられる。この種の相談センターを労使で運営することは、考えてみれば当然な形態といえるが、他府県から見れば非常にユニークに映るようで、おおきな関心を呼んでいる。ただ参考にはしていただいてもなかなか実現は難しいとのことだ。兵庫県ならではの政・労・使の共同体制なので今後とも大事にしていきたい。センターの活動に期待しています」と述べました。

◆また、経営者協会:池田会長(代理・熊谷専務理事)は、「センターの活動は多方面から賞賛され、関係者として誇らしく思っている。今後は、県下にも様々な相談機関がある中で、センターが常設期間としてどのような部分を受け持っていくのか、また支援組織も財政状態が厳しい中で存在意義が構成員によく理解されているのか、効率的な運営を検討していく必要があると思います」とあいさつを託し、◆兵庫県の大裏しごと局長は、「行政ではできないキメ細かな対応をしてこられた。阪神淡路大震災後の社会状況への対応をメインに発足したが、今後はセンターの第2ステージの在り方について、小委員会で議論いただき提案が出された。県としての相談活動は、これまでは県民局ごとに相談センターを設置していたが、行財政改革で今後は県民総合相談センター1箇所となる。そのため、このセンターとの連携がますます重要度が増してゆくことになります」と期待感をあらわしました。◆兵庫勤労福祉協会:久保理事長は「震災後の労使紛争緊急対応を主眼に出発したが、げんざい世界各地で大規模災害が起きているが、そうした報に接するごと、われわれは力を合わせて難局を乗り切ってきたという感慨を覚えています。センターの活動に期待しています」と述べました。

◆議事に入って、辻事務局長(連合兵庫事務局長)が「2007年度活動報告・決算報告」を、城内事務局次長(経営者協会常務理事)が「会計監査報告」をおこない、それぞれ満場の拍手で承認されました。

◆つづいて、「あり方小委員会」の豆谷座長が「兵庫労使相談センターあり方委員会報告」の提案に立ち、『中間報告として、①相談機能の充実、②調整機能の充実、③あっせん機能の充実、④認証ADR機関としての相談・あっせん機能の実施』を実現可能ケースとして掲げました。また、相談センターのあるべき方向については、支持母体である連合兵庫・兵庫県経営者協会・その他各方面の意見を踏まえて最終決定していくが、上記の①②のケースを選択されるべきケースであるとの委員会としての認識を示し、満場の承認を得ました。

◆「兵庫労使相談センター規則(省略)の制定」を、城内事務局次長が提案し、満場の確認を得る。

◆「2008年の取り組みと予算」の提案に辻事務局長が立ち、『取り組み』では、個別労使紛争の多くが、労働組合のない中小・零細企業や組織化されていない非正規労働者について発生し、集団的な紛争解決システムの網から漏れている。当センターはこうした状況を踏まえ、労使を代表する相談員で構成されている特徴を活 080521soudansentarsoukai049.jpg かし、豊かな経験と知恵を発揮して広い視野から個別労働紛争の迅速な解決を図らなければならない」と分析、そのために『相談センターの充実(相談センター機能の整備・相談活動の充実・研究活動の充実)。兵庫県経営者協会ならびに連合兵庫との連携強化』を2本柱する内容を提案しました。『取り組み』『予算案』とも、満場の賛同を得て決定しました。

◆つづいて、辻事務局長が、『2008年度相談員体制』について提案。満場の賛同を得て、次のとおり決定しました。

2008年度 兵庫労使相談センター役員・相談員体制

 

1.役員
   顧問       池田 志朗 兵庫県経営者協会会長
             森本 洋平 連合兵庫会長
   相談役      和田 年弘 元地方労働委員会委員
             石井 亮一 連合兵庫顧問
             平田 幸廣 兵庫県経営者協会顧問
             窪田 鐵夫 元代表委員・連合兵庫顧問
             鳥飼 俊道 前副代表委員
   代表委員    好城 秀行 元地方労働委員会委員・連合兵庫顧問
   副代表委員  永友 節雄 前兵庫県労働委員会委員・前兵庫県経営者協会専務理事
   事務局長    辻  芳治 連合兵庫事務局長
   事務局次長  城内 喜博 兵庫県経営者協会常務理事
             土肥 淳二 連合兵庫事務局長代理
   常任委員    熊谷 昌之 兵庫県経営者協会専務理事
             伊藤 弘孝 連合兵庫副事務局長
   会計監査    山川 四郎 兵庫県経営者協会労働政策部長
             森脇 久夫 連合兵庫副事務局長
   参与       堀  剛典
             大野 良孝
             大山 喜久
                         宇田川 勲
                         豆谷  功 
2.相談員
   兵庫県経営者協会  木村  賢 元地方労働委員会委員
                 森脇  毅 元阪神内燃機工業取締役総務部長
                 森本 富夫 東洋信託銀行()顧問
                 小崎 勇二 元地方労働委員会委員
                 神埼 和則 アシックス物流()顧問
                 永友 節雄 前兵庫県労働委員会委員・前兵庫県経営者協会専務理事
   連合兵庫        浜上  力 兵庫高退連会長
                 好城 秀行 元地方労働委員会委員・連合兵庫顧問
                 田中 博文 元地方労働委員会委員
                 栗栖 久慈 連合兵庫顧問
                 川本 善雄 連合兵庫顧問
                 中下 恵司 元地方労働委員会委員
3.アドバイザー       柳屋 孝安 関西学院大学法学部教授

■退任役員記念品贈呈とあいさつ
◆この総会をもって退任される3名の役員に対し、記念品を贈って感謝の意を表するとともに、それぞれからごあいさつを受けました。

  退任役員
      鳥飼  俊道  (退任後は、相談役に)
     宇田川  勲  (退任後は、参与に)
     豆谷     功  (退任後は、参与に)

◆最後に、永友副代表委員が、「1つの節目を迎え、今後のあり方をテーマに、組織・活動・財政などを検討していただく。労使の別にかかわらず、問題の迅速公正な解決にむけて、こんごとも元気にがんばっていきましょう」とあいさつし、総会を締めくくりました。