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連合兵庫ユニオン課題発表会

連帯と交流から新しいユニオン運動の展望を!

連合兵庫ユニオンが第1回単組課題発表会を開催

 


080420yunionkadai011.jpg ■連合兵庫ユニオンが初めての試みとして、4月20日(日)に、各地域協議会ユニオンの代表とその加盟単組代表を約25名あつめ、姫路市市民会館で、第1回単組課題発表会をひらき、日頃の組合活動についての意見交換と交流を行いました。

 


■課題発表会は、森本ユニオン事務局長(連合兵庫)の司会 080420yunionkadai014.jpg 進行で  進められ、まず最初に主催者を代表して、松島U執行委員長(日工労組)があいさつに立ち、「ユニオンは、①雇用確保・労働条件向上、②組織拡大・強化、③地域活動の強化・加盟組合の相互交流 を活動の3本柱とし、それに加え兵庫県メーデーや平和行動等の集会、連合兵庫主催の研修会などにも積極的な参加をすすめてきました。今後ともこれらの活動を中心に働く仲間の幸せづくりに全力を注いでいきます」と述べました。

 

 


■つづいて来賓として連合兵庫の辻事務局長が「連合兵庫の諸活動に協力 080420yunionkadai015.jpg をいただき感謝申し上げる。本会は第1回目の課題発表会とのことですが、このような試みは年に何回も実施することは難しいかもしれないので、ご参加の皆さんには大いに交流を深めていただきたい」とあいさつしました。

 

■ひきつづき辻事務局長から、来る衆議院議員選挙について、現段階での連合兵庫の推薦経過説明と、中小企業における春闘状況報告があり、その中で、「連合は今春闘で『労働分配率の反転』を第一の方針としているが、経営者側の回答は厳しいものになっており、中小の皆さんのふんばりにもかかわらず、妥結した組合は3割にとどまっている。この4月から5月にかけても多くの組合が交渉をつづけておられるが、地域協議会とも連携した上で大いに成果をあげていただきたい。連合本部の中小共闘集計結果によれば、本年の妥結水準は中小共闘発足以来、もっとも高いレベルにある。このことは、大手企業との格差を広げないようにと中小の皆さんが闘ってきた成果であり、この妥結結果が、正規組合員をはじめパート組合員にも関係してくる。これからも産業別組合と連合兵庫は、未解決組合の皆さんの交渉を見守り、支援していきたい」と述べました。

 


■つづいての課題発表では、当日参加の各地域ユニオン加盟組合から ◆業種内容◆今春闘の 080420yunionkadai024.jpg 取り組み状況◆組合における課題 についての報告がありました。その中で、春闘の取り組みについては、満額回答で妥結ずみの組合もある中で、まだ交渉を続けている組合もあり、それぞれの状況の中での闘いについて報告がありました。

■また、組合がか 080420yunionkadai028.jpg かえる課題については、「コンプライアンス経営といいながら実際はそうではなく、経営状態について話し合いが出来ない」「人事制度の変更があり、新しい評価制度の職場への浸透が課題」「人材確保のため、新入社員の賃金引上げに力を注いだ」「産別加盟を実現させたい」「組合員の若年化がすすみ、世代間の隔たりが課題となっている」「名ばかり管理職の問題がある」「さまざまな業種の組合が結集しているので、地協ユニオンとしてのメリットをどう出していくかが課題」 等、組合活動をすすめていく中での悩みについて意見交換を行いました。

 


■締めくくりとして、森本U事務局長が「連合兵庫ユニオンの活動の基本と目標」についての提案があり、今年で3年目を迎えたユニオンの活動を目に見えるものにしていきたいとし、これからも皆さんの集まりやすい日程でこのような意見交換の場を持ちたい」と述べました。
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■伊藤U副委員長(連合兵庫)より閉会のあいさつがあり、姫路地協ユニオンの岸田U副委員長(NTT)のご配慮で、NTTビル屋上に上らせていただき、姫路城をバックに参加者全員で記念撮影を行いました。

■その後、昼食交流会につづき、参加者の皆さんは、開催中の「姫路菓子博」の見学に三々五々向かい、全日程を終了しました。