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兵庫高退連が川柳祭典表彰式

人と世を17字に詠んで14年

兵庫高退連第14回川柳祭典表彰式

◆兵庫高齢・退職者連合は、3月29日(土)、神戸市中央区のペアーレ神戸で、第14回川柳祭典 080329koutairensensyuusaiten005.jpg の表彰式をおこないました。

◆今回の川柳祭典は、兵庫高退連の結成15周年にあたることから、特に4題(連なる・スポーツ・海・食べる)で投句を募集し、結果1211句の投句がありました。

◆いずれ劣らぬ力作揃いでしたが、選考の結果『特別賞』に8作、『優秀賞』に12  作が選ばれました。

080329koutairensenryuusaiten039.jpg ◆特別賞受賞者には、それぞれの特別賞提供組織から表彰状と盾が贈られました。また、優秀賞の方々には兵庫高退連:浜上会長から表彰状が手渡されました。

◆表彰式の終了後、アトラクションとして落語家の林家小染さんの落語独演会を催し、会場全体が爆笑に沸きかえりました。

◆表彰式は高原事務局長の司会ですすめられ、冒頭に浜上会長が主催者を代表してあいさつを述べました。

主催者あいさつ

兵庫高齢・退職者連合  
会 長  浜 上  力 

◆兵庫高退連結成15周年を記念し、今回は門戸を広げて現役のみなさんに 080329koutairensenryuusaiten006.jpg も応募をお願いしました。
◆結果1211句という沢山な投句がありました。また、そういう事情から現役のみなさんにもご参加いただきやすいように、いつもは平日に開催していましたが、今回は土曜日に表彰式をおこなわせていただくことにしました。
◆山西初代会長の発案で始まった川柳祭典ですが、そのココロは、いつまでも社会批評精神を失わず若々しくあれ、という教訓が込められているのだと思います。
◆今後も継続実施していきたいと考えていますので、よろしくご協力のほどお願いいたします。


◆つづいて、来賓出席していただいた民主党兵庫県連代表の辻参院議員が国会報告を兼ねたあいさつを述べました。

来賓あいさつ

民主党兵庫県連代表・参議院議員
辻    泰  弘
 

080329koutairensenryuusaiten009.jpg ◆昨日、参院で政府の予算案を否決しました。しかし、衆院では可決され、両院協議会を通じて衆院優位のきまりに基づいて成立することになります。
◆げんざいの日本は、こんにちまで日本社会を支えてきていただいた高齢者の方々に対して報いるような社会になっているのか。医療・介護・年金など、高齢者に冷たい仕組みへと変わっていくばかりです。
◆やはり政権交代がなければ政治は変わりません。来るべき衆院総選挙での、我が党候補者への力強いご支援をお願い申し上げます。
◆安心安全な世の中にしていくため精いっぱい頑張ってまいります。

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◆そのあと、藤江副会長が今回の川柳祭典の経過を報告し、表彰式に移りました。




◆選者の先生方を代表して村上氷筆師から『講評』が披露され、『特別賞』『優秀賞』の授与がおこなわれました。
 選者

ふあうすと川柳社副主幹・毎日新聞文芸欄川柳選者
村 上 氷 筆

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時の川柳社
濱 邉 稲佐嶽

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時の川柳社
矢 沢 和 女

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ふあうすと川柳社
長 島 敏 子
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◆記念撮影
浜上会長・選者の先生方・特別賞受賞者・当日出席された優秀賞受賞者
 

 

特別賞

◆兵庫高齢・退職者連合川柳祭典賞◆
胎動へわたしの海を泳ぎきる   尾上 八重

◆兵庫高齢・退職者連合会長賞◆
手をつなぐドミノ倒しの真ん中で   垣内 雅美

◆連合兵庫会長賞◆
ありがとうの心で食べる震災後   山本 芳男

◆兵庫県知事賞◆
喝采も挫折も食べて来た旅路   東狐 恭仁子

◆神戸市長賞◆
現し世のトラウマ溶かす母の海   渡辺 信也

◆兵庫県労働者福祉協議会会長賞◆
逆転はなかったけれど背番号   稲垣 のぶ久

◆近畿労働金庫兵庫県本部長賞◆
人も氷河も連なり堕ちる温暖化   原戸 麻也

◆全労済兵庫県本部理事長賞◆
敬遠で投げたボールは子の叫び   藤本 義文

 

優秀賞

ペンを折る心の海が満ちるまで   岡田  篤

               喜怒哀楽みな呑み込んで海は凪ぎ   河原野 折杭

               胸底に母という名の海を抱く   大黒 政子

               ローソクの揺らぎ連なる震災忌   岡澤 凡志

               ネットワークが運んでくれた二度の職   内橋 実三郎

               昭和史の戯画寒寒と廃線路   中井 大八

               いじめなどなかった汗のユニフォーム   岡田 篤

               陽は真上今日直球にしておこう   成定 竹乃

               ボクシングしているような夏の雲   安達  豊

               飢え知らぬ子へ昭和史を語らねば   金谷  尚三

               食を押し頂いて暮れる日々   田中 ゆり子

               鬱の日は私の愛を召しあがれ   大谷 慧水

◆来年の川柳祭典も、たくさんのご応募をお願いいたします。m(_ _)m