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労働安全衛生(メタボ)研修会

メタボリックシンドロームと高齢者医療対策で

第2回労働安全衛生研修会ひらく

◆3月18日(火)、連合兵庫・兵庫県経営者協会・財団法人兵庫勤労福祉センターの主催(兵庫県・ 080318aneikensyuukai002.jpg 兵庫労働局後援)で、第2回労働安全衛生研修会をひらきました。

◆兵庫県中央労働センターに労使の安全衛生担当120名を集め、メタボリックシンドロームの問題をメインに研修しました。

◆研修会は土肥:連合兵庫事務局長代理の司会で進行し、冒頭、和田:連合兵庫安全衛生委員会委員長が開会のあいさつを述べました。

開会あいさつ

和田利重:連合兵庫安全衛生委員会委員長

◆労災の被災者は漸減傾向にあるが、それでも年間55万人もの被 080318aneikensyuukai004.jpg 災者がおり、また大規模被害も出ている。◆仕事や職場のストレスによるメンタル面の問題も看過できない状況だ。◆安全衛生の重要性を再認識していただき、安全と健康を最優先にした労働管理をお願いしたい。◆安全衛生の問題は、労働者とか経営者とか、一方の責任というだけではダメで、労使が力を合わせて取り組んでいかないと解決しない。◆今日は短い時間の中だが、労使ともそれぞれの立場で研修を深めていただきたい。

◆そののち、主催者を代表して、森本:連合兵庫会長があいさつを述べました。

主催者代表あいさつ

森本洋平:連合兵庫会長

◆年間1700人が労災死している。どこに問題があるのか。◆安全 080318aneikensyuukai009.jpg の原点は、決めたことを守らせることだが、それが徹底できているのか。最新の設備・システムを導入しても、人が規則を守らなければ意味が無い。◆安全衛生の部門でも人づくりの重要性を認識しないといけない。◆安全衛生に関する指示・規則が守られるためには職場の上下関係が信頼に裏打ちされていなければならない。◆そのためにはボトムアップを大切にし、安全衛生への弛みない努力が重ねられていかないといけない。本研修会による、成果を期待します。

■講演
080318aneikensyuukai013.jpg 「メタボリックシンドロームと高齢者医療対策」
        講師  島田泰明氏
             (医学博士・尼崎市産業医会名誉会長)
◆「メタボリックシンドロームの定義/基本的病態/予防(肥満の改善)/内臓脂肪と皮下脂肪/保健・生活指導/特定健診・特定保健指導/雇用の多様化と医療保険制度/事業者からの健康診断結果の提供/労災保険による2次健康診断・特定保健給付と特定保健指導など」

■分科会
080318aneikensyuukai016.jpg ●A分科会
テーマ「企業内における一体的な安全衛生活動の進め方」
        講師  西野方庸氏
          (連合大阪労働安全衛生センター参与)
◆「元方事業者の連絡調整義務/複数の事業者が混在する職場/安全衛生対策は「場」の取り組みが不可欠(同じ「場」で働く人々が情報を共有することが安全衛生対策に不可欠)など」

●B分科会 080318aneikensyuukai007.jpg
テーマ「労災防止指導員全体交流会」
    講師  高尾   聡氏
      (兵庫労働局安全課主任安全専門官)
    活動発表  長尾憲幸氏(三洋エナジー南淡株式会社)
    活動発表  田淵常雄氏(自治労兵庫県本部)

■全体交流会
   A分科会報告  山川:経営者協会労政部長
   B分科会報告  森本:連合兵庫組織担当部長

080318naeikensyuukai024.jpg ◆閉会あいさつを県経営者協会:山川部長が「労使の担当者が信頼関係を醸成し、実効性のある対策を積み上げていこう」と述べ、第2回安全衛生研修会の全プログラムを終了しました。