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2008旗開き会

力を合わせて、元気な労働運動をすすめていこう!

2008年旗開き会、盛会裏に開催

◆連合兵庫は1月8日、構成組織・地域協議会の役員を中心に約500名が参集し、神戸メリケンパークオリ 080108hatabiraki013.jpg エンタルホテルで『2008年旗開き会』を開催しました。

◆会には兵庫県・神戸市をはじめとする各行政や、首長・議員、民主党県連役員・各級議員の方々、多数が来賓出席いただき、活気溢れる旗開き会となりました。

◆辻:事務局長の『開会あいさつ』と司会ですすめられ、主催者を代表して森本:会長が「反転が実感できる年にしていこう」と力強く『年頭あいさつ』を述べ、共感の拍手を浴びました。
◆つづいて来賓あいさつに移り、矢田:神戸市長、井戸:兵庫県知事、辻:民主党県連代表、嶋田:労金県本部長から、あいさつを受けました。

◆小倉:会長代理の音頭で鏡開きをおこない、そのあと山名:会長代理の音頭により出席者全員で乾杯。懇親タイムに入りました。

◆宴たけなわ、ごあいさつをいただけなかった来賓に方々をご紹介(省略)し、最後に次期衆議院選挙での民主党予定候補者を紹介し、登壇いただいて全員で激励の拍手をおくりました。

兵庫県  1区

浜  本        宏 

兵庫県  2区 

向  山    好  一 

兵庫県  3区 

土  肥    隆  一 

兵庫県  4区 

高  橋    昭  一 

兵庫県  5区 

梶  原    康  弘 

兵庫県  6区 

市  村    浩一郎 

兵庫県  7区 

石  井    登志郎 

兵庫県10区 

岡  田    康  裕 

兵庫県11区 

松  本    剛  明 

兵庫県12区 

山  口        壯 

◆村上:会長代理が『中締めのあいさつ』をおこない、出席者一同、新しい年の運動に闘志を燃やしつつ、三々五々会場を後にしました。

◆森本:会長、年頭ごあいさつ

 

年頭のごあいさつ


連合兵庫会長:森本洋平


新年あけましておめでとうございます。
  ご家族お揃いで、健やかな新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

080108hatabiraki009.jpg ◆昨年、連合兵庫は『反転』の年と位置づけて、活動を展開してまいりました。二極化・格差問題の反転、政治の反転、労働分配率の反転、組織低下の反転、等々、わたしたち勤労者・生活者にとって厳しい現状への『反転』を目指して取り組んでまいりました。
 
その結果、政治の面においては参議院選挙で勝利し、参議院での与野党逆転を実現。昨年末には『労働契約法』や『最低賃金法』をはじめとして、100%でないにしろ、わたしたちのための労働法制が着実に前進しつつありますし、わたしたちの政策制度課題が現実のものとなりつつあります。

◆また、組織強化・拡大の面におきましても、組織率低下傾向に着実に歯止めがかかりつつあり、全国平均で18%台を維持しておりますし、兵庫県においては20.5%程度となり、若干なりとも増加しています。この流れを、さらに確実なものとするため、全構成組織、各地域協議会でのご協力をお願いいたします。

◆一方で、二極化・格差問題は、ワークライフバランスの問題とともに、社会に対して強く問題提起しているものの、残念ながら現実の課題として解消できているとは言えません。
 
自由主義経済である以上、成功した者がより多くの成果を得ることについては一定の理解はしますが、問題は真面目に働く者でも最低限の成果が得られないという点です。
 
そういった意味で、今の日本は二極化・格差問題というレベルを超えて、貧困問題に発展していると考えられます。早期にセーフティーネットを構築し、真面目に働く者が報われる世の中にしていかなければなりません。
 
非正規雇用をはじめとして、決して労働者の使い捨てを許してはなりません。

◆労働分配率低下の問題も同様で、マクロで見て2001年には64%であった労働分配率が、2006年には59%にまで低下しています。たしかに景気が良く企業業績が上がったときには瞬間的に分配率が下がることは分かりますが、賃金が追いつかずに低下傾向のままであることは問題です。
 
また、その逆に株主配当やら役員給与が増えつづけていることも見逃せません。
 
このような状況を受けて、総務省は昨年の役員給与から一時金分を統計から外して、役員給与が低下したかのように見せる統計手法を使っていますが、このようなまやかしを許すことはできません。

◆連合兵庫は今年についても、引き続き『反転』の年と位置づけて、より一層の努力を傾注してまいります。皆様方の格段のご協力をお願い申し上げます。
 
おりから円高・株安に加えて、原油価格高騰による物価上昇が懸念されており、デフレスパイラルという暗雲も危惧されますが、目の前の事象に一喜一憂することなく、元気な労働運動を目指したいと思います。

◆間近に迫っています春季生活闘争については、従来どおり連合兵庫は中小・地場共闘を中心に春季生活闘争の底上げを目指し、格差是正とワークライフバランスの実現に最大限の努力を傾注してまいります。

◆同時に、わたしたちの労働法制の整備や政策制度課題実現のために、来るべき衆議院議員選挙への対応も早急に体制を構築し、民主党の小沢代表が言う「最終決戦」に向け、政権交替を目指して取り組みをすすめてまいります。
 
マスコミ報道を含めて、衆院の解散は秋のサミット後との観測が大勢ですが、いつなんどき不意の解散があっても大丈夫なように、油断することなく準備を進めていきたいと思います。

◆そして『反転』が具体的な成果として、最終的に“実感”できるよう、目標を高く掲げて、共に邁進してまいりたいと思います。
 
『反転』を『実感』へ、を合言葉に今年1年、力を合わせて頑張りましょう。
  本年が皆様にとりまして健康で明るい年となりますことをご祈念申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

◆来賓ごあいさつ

■矢田立郎:神戸市長
「2008年がみなさまにとって成果の多い1年となりますことを、ご祈念申し上げます。この街の活性化に向けて全職員が一丸となってがんばってまいります。」

■井戸敏三:兵庫県知事
「消費拡大へ払える賃金は払っていこうという気運が出ており、結構なことだと思う。兵庫県では今年を『再生の年』と位置づけ、いろんな大切なものの再生へ力を尽くしてまいります」

■辻泰弘:民主党県連代表
「昨年は統一地方選挙・参院選挙と絶大なご支援をいただき躍進させていただいた。参院で与野党が逆転し、結果、参院発信での政治改革が急ピッチですすんでいます。衆院選で政権交代を実現するため、いっそうのご支援をお願いします」

■嶋田輝男:労金兵庫県本部長
「労働福祉型社会へむけて地道な努力をつづけておられることに敬意を表します。労金・労済は皆様方の生活サポーターとして着実に事業展開していますが、今後とも皆様方の力強いご支援をお願いする次第です」

以上