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近畿ブロック第18回労働トップフォーラムひらく
格差社会をどう考えるか―労働組合の責任と変革
第18回労働トップフォーラムひらく
◆連合近畿ブロック連絡会は、関西生産性本部と共催で、12月14日(金)・15日(土)の両日、奈良県橿原市の橿原ロイヤルホテルで『第18回労働トップフォーラム』をひらきました。◆フォーラムには近畿ブロック内の労組から約200名が参加(うち連合兵庫17名)し、『格差』の問題について全体討論・分科会で活発な意見交換をおこないました。
◆格差問題の研究では第一人者の呼び声高い同志社大学経済学部の橘木俊詔教授が「格差社会における労働組合の責任とは」と題して問題提起をおこない、それを受けて4つの視点から格差問題を論じるため分科会を開催、ゲストからの問題提起を受けるとともに、討議を深めました。
■第1分科会「マクロ的視点=労働人口減少下における労働分配率のあり方を考える」
ゲスト 毎日新聞編集委員(元エコノミスト編集長) 西 和 久 氏
■第2分科会「世代間の視点=ニート・フリーター問題から見た若年者雇用をめぐる課題」
ゲスト 東京大学大学院経済学研究科特任准教授 安 田 雪 氏
■第3分科会「雇用形態の視点=雇用形態の違いと格差」
ゲスト 労働政策研究・研修機構主任研究員 小 倉 一 哉 氏
■第4分科会「人材育成の視点=人材育成の格差における地域と労働組合の役割~労働組合の社会貢献」
ゲスト アジアボランティアセンター代表 平 田 哲 氏
ゲスト 兵庫県立大学経営学部教授 開
本 浩 矢 氏
◆第2日目には、橘木教授をコーディネーターとして、分科会ゲストをパネラーにパネルディスカッションがおこなわれ、会場からも忌憚のない意見が述べられました。
◆このほか特別講演として東大寺長老の森本公誠師による「変わること・守り抜くこと」と題した講話があり、宗教者の立場からの世相批判に耳を傾けました。