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女性委「女性セミナー IN 赤穂」

秋空の下、歴史の町「赤穂」を満喫!
連合兵庫女性委「女性セミナー IN 赤穂」開催する


連合兵庫女性委員会では、これまで活動方針にもとづき各自治体を訪問し、男女共同参画施策についての意見交換を行ってきました。
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昨年の三田市につづいて6回目となる今回は、10月13日の土曜日に、女性委員会役員を含め総勢42名で赤穂市を訪れました。赤穂市は、平成17年に男女共同参画社会づくり条例を制定しています。(男女共同参画条例は、赤穂市を含め兵庫県下で5つの市が制定)

午前10時からの赤穂市民会館でのセミナー第1部では、赤穂市より、赤穂市市民部市民対話室の鹿島室長をはじめ、同室の西中人権・男女共同参画係長、三菱電機労組出身の家入赤穂市議会議員が出席されました。

セミナー開会にあたって、高谷女性委員会委員長が主催者あいさつを述べ、そのあと西中係長より、赤穂市の男女共同参画について現状説明がありました。

その中で、西中係長ご自身も子育てをしながら仕事を続けてこられたことに触れながら、「赤穂市男女共同参画社会づくり条例」が施行されるまでの経緯や推進事業について、さらに昨年度のおもな実施事業の内容等についての詳しい説明がありました。

続いて、家入議員より議員活動の中で、かねてより共働きの父母からの要望が強かった「学童保育(アフター・スクール)」の施策充実をうったえ、赤穂市長との懇談会を実施したことなどが紹介されました。

その後の意見交換では、セミナー参加者の各職場での「子育てと仕事の両立支援策」の現状について、赤穂市の女性管理職の割合や各審議会等での女性参画率についてなどの質問があり、赤穂市への要望として、働く人たちの意見などをくみ上げる投書箱のような制度をつくってはどうかなど活発なやりとりがありました。

071013jyoseisemina007.jpg11時30分にセミナーの第1部を終了し、昼食会会場へ移動しました。

海の見えるレストラン「銀波荘」にて、セミナー参加者の皆さんの交流を深めるため、昼食懇談会を開きました。

 

13時30分、セミナー第2部では、二つのグループに分かれて、赤穂市の伝統的な織物である「赤穂緞通」の工房見学と制作体験、大石神社などの散策を楽しみました。

 

  「赤穂緞通(だんつう)」のご紹介

 赤穂緞通は、幻の緞通ともいわれ、佐賀県 071013jyoseisemina009.jpg の「鍋島緞通」・大阪府の「堺緞通」と並んで日本三大緞通と呼ばれています。その文様は、現代においてもモダンでアジアの香りが漂います。この緞通は、赤穂に生まれ育った一人の女性が長い年月をかけて生み出したものなのです。

 (「赤穂緞通を伝承する会」の資料より抜粋) 

 

体験学習をさせていただいた加里屋工房

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 訪問させていただいた “ 赤穂緞通 加里屋工房 ”
では、時間の都合もあり参加者が交代で緞通の制作工程の一部分だけを体験させていただきましたが、気の遠くなるような細かい作業の末に、美しい織物が仕上がる様子を見学して、セミナー参加者は緞通を見る目が変わり、新たに興味を持ったようでした。 

以上のように、朝9時のJR姫路駅出発から始まったセミナーは、家入議員をはじめ三菱電機労働組合赤穂支部の皆様にもご協力をいただき、全日程を終えることが出来ました。

関係各位にお礼を申し上げますと共に、今後の女性委員会活動にも役立てていきたいと思います。