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第3回セフティーネット研修会
安全なくして労働なし=労災ゼロをめざして
第3回セイフティーネットワーク研修会
◆連合兵庫安全衛生委員会は(財)兵庫勤労福祉センターと共同して、10月15(月)~16日(火)の2日間、第3回セイフティーネットワーク研修会をひらきました。連合兵庫所属の労災指導員をはじめ、構成組織や地域協議会の労働安全衛生担当者など45名の参加を得て、講演・分科会討議・事業所見学で労働安全衛生に関して学習を深めました。
◆主催者を代表して、和田利重:連合兵庫安全衛生委員会委員長(連合兵庫副会長)があいさつに立ちました。
「安全なくして労働なし。身体だけでなく、メンタル面での健康にも気を配っていきたい。労働安全衛生の問題は、企業だけでなく労働組合も一定の責任をもって、安全安心な職場環境づくりをすすめていこう。この研修会の成果が、
十分に職場・地域で活かされていくことを期待しています。」
◆つづいて、連合本部より分科会講師として出席された中桐孝郎:連合雇用法制対策局次長が、中央の情勢報告として、『第10次労働災害防止計画の成果の総括的評価、ならびに連合の評価』について現状報告しました。
◆1日目は、姫路市内の『ホテル姫路プラザ』を会場に、講演と分科会討議をおこないました。
講演
『職場におけるメンタルヘルス対策の進め方』
講師
梅田幹人さん
(関西労災病院 心療内科・精神科 部長 / 勤労者予防医療センター メンタルヘルスセンター長)
分科会
Aグループ
『産業医制度の取り組み方について』
講師
西野方庸さん(連合大阪労働安全衛生センター)
Bグループ
『労災防止指導員の心得とポイント』
講師
中桐孝郎さん(連合本部雇用法制対策局次長)
大森安成さん(兵庫労働局安全課安全係長)
◆2日目は、関西電力姫路第1発電所の見学をおこないました。会社・労働組合の対応により、姫路第1発電所の概要、ならびに労働安全衛生対策について、パワーポイントとパンフレットによる説明を受けました。また、美浜での事故の反省から、その後、発電所としてどのような安全対策をすすめてきたかについて、具体的な説明もありました。
◆説明会のあと、ただちに発電所内の見学に移りましたが、広い敷地にゆったりと施設が配置されて、発電所内の施設管理面では、さすがに安全面で改良点を指摘しなければならないようなところは見当たりませんでした。
◆一通りの見学を終え、昼食の弁当を食べながら懇談。そのあと、意見交換に移り、ここでも施設管理について感心の声がしきりでしたが、ただ1点、質問として「タービン建屋の中で、騒音が大きい場所があったが、難聴対策はどうなっ ているか」という質問がだされ、それに対して発電所側からは「その点については、これまでに苦情なども出されていず、発想がなかった。検討してみたい」との回答がなされました。
◆閉会にあたって、小倉義彦:連合兵庫会長代理が「発電所の方々には、懇切な対応をしていただ き深く感謝します。また、研修会参加のみなさんには、この2日間の成果を持ち帰っていただいて、それぞれより一層安全安心な職場づくりに邁進していただくようお願いいたします」と感謝と締めくくりにあいさつを述べ、2日間にわたるプログラムを終了しました。