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兵庫労福協第39回総会
地域で暮らして、地域で幸せづくり
兵庫労福協第39回総会ひらく
◆連合兵庫が主要メンバーとなっている兵庫県労働者福祉協議会の第39回総会が、5月16日(木)、西宮市越水の『六甲保養荘』で開催されました。◆役員・代議員あわせ約60名が出席、2006年度の諸報告と2007年度の諸方針を審議、それぞれ提案どおり決定しました。◆また、総会終了後に講演会を開催、石川県労福協から講師を招いて、ライフサポートセンターの設立と活動について講演を受けました。
議長就任あいさつを述べる大和田総会議長 |
◆総会は、山路副会長(全労済兵庫県本部)の開会あいさつで幕をあけ、◆総会議長に大和田代議員を選出し、出席役員と出席代議員数の報告があり、規約に照らして本総会が成立要件を満たしているとして総会成立が宣言され、◆つづいて会長あいさつ・来賓あいさつに移りました。
会長あいさつ
北条会長(連合兵庫会長)
景気回復といわれても実感がない。経済指標は上がっていても、勤労者の生活レベルは低下している。定率減税全廃をはじめ、弱者にシワ寄せがかけられていることが大きな要因だ。こうした厳しい状況の中で、勤労者・地域社会へどう組織として責任を果たしていくのかが問われている。
昨年の総会で、笹森前連合会長を招き、連合のワンストップサービス構想について講演を受けた。爾来、連合兵庫・福祉事業団体と検討を重ね、やりやすいところからスタートさせていこうということで、姫路に第1号拠点を開設、この13日に正式オープンしました。
このセンターは、単に労働相談にとどまらず、地域住民の生活全般の悩みの相談にあたる体制で、兵庫県・姫路市・経営者協会の協賛を得ています。行政・労働界・経済界の力をあわせ、相談者の多様なニーズに対応すると同時に、相談者をタライ回しにせず、そこに来れば問題解決の糸口が見つかるという体制を構築していきたい。 こんご団塊の世代の大量定年退職がつづくが、労働組合OBが能力を活かし、生き甲斐を見出せる場にもしていこうと考えています。
労福協に対する期待は、勤労者が抱える問題が多様化すると連動して、多様なニーズを示している。新しい運動を起こして、時代のニーズに応えていきましょう。 |
来賓あいさつ
土肥連合兵庫事務局長代行 連合は、『2極化と格差社会』『負担増と給付削減』の改善を改革目標にしています。雇用に多様化は多くの不安定雇用を生み出しています。中小企業労働者の企業内福祉の格差も明らかになっています。こうした面での格差も是正していきたい。 これらの問題解決のためには、政策制度の改善もさりながら、個々人がかかえる悩みにも丁寧に対応していくことが重要で、ワンストップ拠点が大きな役割を果たすことが期待できます。 また、政策的・制度的に勤労者・庶民の暮らしを改善するためには政治の変革が必要で、7月の参議院選挙に対して、わたしたちの代表にふさわしい政策と見識をもった候補者を1人でも多く国政に送れるよう取り組んでいます。働く人々の福祉向上をめざし、力を合わせてがんばりましょう。 |
(その他、来賓としてあいさつを述べられた方々=嶋田近畿労金兵庫県本部長/表具兵庫県産業労働部長)
◆議案
第1号議案 2006年度活動報告
第2号議案 2006年度決算報告
第3号議案 2006年度会計監査報告
以上の報告を一括審議し、満場の拍手で承認しました。
第4号議案 2007年度活動方針(案)
第5号議案 2007年度予算(案)
以上の2議案を渡部事務局長が提案、満場の拍手で提案どおり決定しました。
◆総会の全日程を終了し、議長降壇のあと、竹本副会長(近畿労金兵庫県本部)が閉会のあいさつを述べ、兵庫労福協第39回総会の幕を閉じました。
【記念講演会】
テーマ 「石川県におけるライフサポートセンター設立の経過と現状」
講 師 才田 巌 氏(石川労福協専務理事)
(才田氏は、冒頭、先般の能登半島地震にさいし、連合兵庫をはじめ兵庫県の働く仲間からよせられた支援に、丁重なお礼を述べられました)
◆講演内容は省略しますが、石川県ライフサポートセンターの設立時の苦労、活動の現状などについて、たいへん率直に紹介していただきました。出席者からは、具体的でわかりやすい講演だと好評でした。