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兵庫高齢・退職者連合第15回定期総会

高齢者が心豊かに暮らせる社会を

兵庫高・退連が第15回総会ひらく

兵庫高齢・退職者連合は3月12日(月)、神戸市勤労会館で、役員・代議員約150名をあつめ、 070312koutairen15soukai(2).jpg 第15回定期総会をひらきました。

総会は塩嵜副会長の開会あいさつで幕を開き、総会議長に友井川代議員(基幹労連)・斉藤代議員(JAM)を選出、つづいて大國資格審査委員長(副会長)が資格審査報告をおこない、議長が総会成立宣言をおこないました。

浜上会長(UIゼンセン)が主催者あいさつに立ち、要旨次のように述べ、出席者から共感の拍手を浴びました。

主催者代表あいさつ

兵庫高・退連会長:浜上  力

070312koutairen15soukai(1).jpg 「(出席者全員で物故会員へ黙祷)今年度の重点課題を3点にしぼっ  てお話したい。1つは『統一地方選挙・参議院選挙の勝利』です。民主党が大きくならないと、われわれの政策制度の要求が実らない。力の限り支 070312koutairen15soukai.jpg 援していきたい。2つは『創立15周年記念事業』です。来年、兵庫高・退連創立15周年を迎えるので、総会の開き方など含め、記念事業を考えていきたい。3つ目は『恒例のハイキング』をどうおこなうか。高・退連近畿ブロックの恒例行事だが、今年度は兵庫の担当になっており、検討して楽しい催しにしていきたい。知恵と力を出し合って、有意義な1年にしていこう」

(浜上会長から、水田顧問・大山顧問・石井相談役の総会出席を紹介)

そのあと『来賓あいさつ』にうつり、日本高・退連の阿部保吉事務局長から次のあいさつを受けました。

 来賓あいさつ

日本高・退連:阿部保吉事務局長

「高齢者が人間としての尊厳を保ちながら生涯を全うできる、そのよう 070312koutairen15soukai(3).jpg な社会を目指している。そのためには、社会福祉の充実、税制改革、平和の確立、自然環境の保全などが重要課題になる。現状75万会員を100万に拡大してパワーアップし、課題実現を果たしたい。社会保障は3年間であらゆる面で改悪されたが、それを反転させる要求を作り上げ、連合の政策制度要求にも反映させてもらっている。全国的な盛り上げの中で、成果をあげていきたい。なお、このご出席の辻参議員には年金受給者の国民保険料など負担増の激変緩和措置について、たいへんご活躍をいただいた。1300万人年金受給者に影響を与える大きな活動だった。」

つづいて、北条連合兵庫会長、矢田神戸市長、大谷兵庫県労政福祉課長、嶋田近畿労金県本部長が来賓あいさつに立ち、歓迎の拍手を送られました。

 来賓あいさつ

連合兵庫会長:北条勝利

「現在、春季生活闘争の真っ最中で、『3つの反転』を掲げて取り組 070312koutairen15soukai(4).jpg んでいます。『①企業収益の労働者への公正分配、②政治の反転。国民の安全安心にあtめの政治へ反転させる。③労働組合の組織率の反転。組織率の低下傾向に歯止めをかける。そのため現在、ワンストップ相談体制の拠点を地域に開設し、地域住民・労働者から信頼される連合をめざしています。また、目前の統一地方選挙・7月の参院選挙については、公正な社会づくり、格差解消へ向けて、推薦候補を擁立し、完勝をめざして支援活動を展開中です。高・退連の先輩各位のご指導・ご協力をいただきながら、力一杯世直し活動をすすめていきます。いっしょに頑張りましょう。」

 

また、推薦議員のうち総会に出席されていた「辻泰弘参院議員・土居吉文神戸市議(東灘 070312koutairen15soukai(5).jpg 区選出・今回勇退)・荻坂伸秀神戸市議(長田区選出)・橋本秀一神戸市議(西区選出)・大井敏弘神戸市議(須磨区選出)・杉尾良文県会議員(神戸市西区選出)・土肥隆一衆院議員(県衆院第3区選出)秘書」の紹介と、それぞれ一言づつあいさつがあり、最後に辻参議員が支援感謝と決意表明をおこない、激励の拍手を浴びました。

 

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祝電披露を谷野幹事がおこない、お礼の拍手をおくりました。
連合近畿ブロック高齢・退職者連絡会代表幹事:岡副常雄、連合奈良高齢者・退職者協議会会長:川本勲、兵庫県労働者福祉協議会会長:北条勝利、民主党兵庫県総支部連合会代表:辻泰弘、民主党参議院議員:水岡俊一、民主党衆議院議員:土肥隆一、民主党衆議院議員:市村浩一郎、民主党衆議院議員:山口壮、民主党参議院議員:加藤敏幸、ひょうご県民連合兵庫県会議員団幹事長:宮本博美、神戸市会議員:藤原武光。

議事にうつり、『第1号議案:2006年度活動経過報告』『第2号議案:2006年度会計決算報告』『第3号議案:2007年度活動方針』『第4号議案:2007年度剰余金処分と2007年度予算の考え方』以上4件を、高原事務局長が提案。満場の拍手で決定しました。(『2007年度活動方針』を下に掲載します)

 第3号議案      2007年度活動方針

小泉首相が政権を担当した5年間に進められた構造改革により、高齢者の生活を取 070312koutairen15soukai(6).jpg り巻く環境はますます厳しいものとなっています。政権を引き継いだ安倍内閣は小泉路線を踏襲し、更なる増税と負担増を私たちに押し付けようとしています。

社会保障の拡充は厳しい状況ではあるが、私たちは高齢者が心豊かに安心してくらせる社会をめざし、これまでの活動を更に継続・強化し、連合兵庫の支援・協力のもと「現・退一致」で活動を力強く進めます。

1.基本的な活動の考え方

 (1) 日本高齢・退職者団体連合および連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会の方針に基づいてき活動を推進します。

 (2) 連合兵庫とその構成組織・地域協議会と連携を蜜にして活動の充実をはかります。

 (3) 年金・医療・介護などの社会保障制度の充実を求める活動を進めます。

 (4) 組織の充実と拡大に取り組み、会員相互の親睦を深め、活動の充実と取り組みの成果を期します。

2.具体的な活動の進め方

 (1) 日本高齢・退職者団体連合の方針に基づいて活動を進めます。具体的には2006年7月27日に開かれた第10回定期総会において確認された「2006年度運動方針」ならびに組織代表者会議で確認された内容に基づいて活動を推進します。その主な取り組み項目は以下の通りです。

     ① 年金制度の改善及び被用者年金制度の一元化
     ② 医療制度に対する取り組み
     ③ 介護保険制度に対する取り組み
     ④ 生活・労働
     ⑤ 税制に対する取り組み
     ⑥ 平和に対する取り組み
     ⑦ 男女共同参画社会の推進
     ⑧ 地域活動
     ⑨ 全国高齢者集会
     ⑩ 組織の強化・拡大の取り組み

 (2) 連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会の総会及び幹事会の決定事項に基づき活動を進めます。また、連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会の諸会議・諸行事に参加し連携を深めます。特に今年度は私たち兵庫高退連が近畿ブロックの一大行事であるハイキングの担当となりますので、周到に準備を進めて成功を期します。

 (3) 政策・制度要求の取り組みで安心・信頼の社会保障制度の実現をめざします。高齢者福祉の充実と地域における福祉サービスの向上をめざして、兵庫県並びに各市・町への要請を行います。政策・制度の考え方については連合兵庫と十分に連携を取り、相互の役割分担を明確にしながら実現力の強化を図ります。政策・制度の理解を深めながら要求実現を目指すために、政策・制度研修会、学習会を開催します。また兵庫県の政策担当者、ひょうご県民連合(県議会会派)、ならびに連合兵庫地域政策フォーラムとの懇談を行います。

  (4) 私たちの活動を強化し、会員組織相互の連携を深め、また政策制度の要求実現へ向けて、連合兵庫との連携を更に強めます。私たちは現退一致で行動し、連合兵庫の活動にも積極的に参加します。また、連合兵庫の支援・協力を得て組織拡大に取り組みます。

  (5) 会員相互の親睦を深めるための囲碁・将棋大会の開催と川柳祭典を実施します。

3.第16回統一地方選挙と第21回参議院選挙の取り組み

重要な課題である医療・介護・次世代育成などの分野における地方自治体の果たすべき役割と責務は益々大きくなってきており、第16回統一地方選挙は、これまで以上に重要な選挙となります。また、真の民主主義を確立して国の行方を正しく導くためには、第21回参議院選挙において与野党の逆転を実現し、政権交替をめざさなければなりません。私たちは、連合兵庫の推薦する候補者全員の当選を果たすため、総力をあげて取り組みを進めます。

4.結成15周年の準備について

1993年4月に結成された兵庫高退連は2008年4月12日(第16回総会を開催予定)に結成15周年を迎えることとなり、次回の総会を15周年記念総会として開催します。記念総会のあり方やその他の記念行事について、予算処置も含めて幹事会を中心に進めます。具体的な取り組みについては、総務委員会と政策委員会で分担を決めて進めます。主な検討課題は、① 記念総会と祝賀会(懇親会) ② 囲碁将棋大会、川柳祭典 ③ 記念誌の編纂(10周年以降の増補版) ④ 記念講演会、記念研修会とします。

以 上

 なお、議事の中で、『住宅担保による生活資金ローンの創設を労金に働きかける』『長生きすればするほど得になる生存保険の創設』『兵庫高・退連会費の徴収』について要望があり、高原事務局長から『労金の生活資金ローンの紹介』にくわえ『総会の名をもって労金に要望する』『会費徴収については組織の拡大強化運動とも合わせて考えていきたい』との説明がなされ、それぞれ了承されました。

 

『第5号議案:2007~2008年度役員選出』について、中野役員選考委員長(JAM)から「2年 070312koutairen15soukai(7).jpg 任期の途中なので、組織事情による交替・補充にとどめ、原則留任していただく方向での提案となります」と説明があり、高原事務局長が役員全員を紹介しました。浜上会長が役員を代表してあいさつしました。 

 

 

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『第6号議案:退任役員表彰』については、対象者のお二人が、体調不良・所用退席のため授与式は中止し、浜上会長からお二人の略歴・事績を紹介し、授賞を提案して総会の了承をえました。

  退任役員
   副会長   佐藤  辰児   (兵庫県退職教職員協議会) 
   幹   事   田中松太郎  (住友精化労組OB友の会)

総会宣言を藤原事務局次長が朗読提案し、満場の拍手で採択されました。

 

 総 会 宣 言

  私たち兵庫高齢・退職者連合は、本日第15回定期総会を開催し、加盟組織の力を結集し、一年後に迎える設立15 070312koutairen15soukai(8).jpg 周年に向けて、新しい年度を力強く前進することを決定した。

  小泉政権の5年間に構造改革の名のもとに、年金・介護・医療など社会保障政策の後退が行なわれ、安倍内閣はこれを引き継ぎ、国民に増税・負担増と社会保障の切り下げを迫る「弱者切捨ての政策」を踏襲している。

 私たちは日本高齢・退職者団体連合および連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会に結集する仲間とともに、将来に不安のない安心・安定した諸制度の実現のために頑張らなければならない。

  そのためにも、第16回統一地方選挙と第21回参議院選挙において、連合兵庫の推薦する候補者全員の当選を果たさなければならない。

  私たち兵庫高齢・退職者連合は、なお一層結集して連合兵庫との連携を強め、自らの生活と生きる権利を守るため、高齢者のみならず、子どもや孫たちも安心して生活ができるよう、現・退一致の闘いをさらに強める。

  以上、宣言する。

    2007年3月12日

兵庫高齢・退職者連合第15回定期総会

 

 

070312koutairen15soukai(9).jpg議長降壇し、塩嵜副会長が閉会あいさつを述べたあと、浜上会長のリードにより全員で『ガンバロー三唱』をおこない、熱気の内に兵庫高・退連第15回総会の幕を閉じました。