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柳澤厚労相へ抗議と怒りのメールを送信

 柳澤厚労相へ抗議と怒りのメールを送信

 連合兵庫として厳重抗議の意思表示する

2007年1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣が島根県松江市で開催された自民党県議の集会において講演中、「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっている」、「機械というのはなんだけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと発言したとされ、野党各党はもとより、自民党内からも厳しい批判の声があがっています。

連合はこれに対して強く抗議し、発言の撤回を求めるとともに、辞任を要求する事務局長談話を直ちに発表しました。また、構成組織・地方連合会に、柳澤厚生労働大臣に対して抗議と辞任要求をおこなうよう呼びかけました。

連合兵庫は、本部の呼びかけに呼応し、1月31日、下記の内容による抗議メールを『議員会館・柳澤衆議院議員事務所』『厚生労働省・柳澤厚生労働大臣』あて送信し、抗議と怒りの意思表示をおこないました。

  2007年1月31日

柳沢厚生労働大臣の発言に対する抗議と辞任要求について

日本労働組合総連合会兵庫県連合会
会 長   北 条  勝 利

  柳沢伯夫厚生労働大臣は、2007年1月27日に松江市で開催された自民党県議の集会における講演の中で、「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっている」、「機械というのはなんだけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと発言したと報道されている。

  柳沢大臣の「女性は子を産む機械である」という発言は、女性の基本的人権そのものを否定し、侵害するものであり、とうてい容認することはできない。

  また、「少子化は一人ひとりの女性が子を産むことで解決していく」というような、少子化に対する国の政策の必要性を否定する考え方を示したことは、少子化対策の担当大臣の発言として極めて不適切であり、許されないことである。

  連合兵庫は、柳沢厚生労働大臣に強く抗議し、発言の撤回を求めるとともに、辞任を要求するものである。

  政府は、男女がともに、安心して子どもを産み、育てることができる環境を整備することができなかったその責任を女性に転嫁するのではなく、政府が果たすべき役割を認識し、今後の少子化に対する具体的な対策をしっかりと講じるよう強く求める。

以上