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学校訪問:県立舞子高校環境防災科へ

ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議:第14回学校訪問

県立舞子高1年生が小学生に防災で出前授業

070123gakkouhoumonnMAIKOKOU001.jpg 1月23日(火)、連合兵庫が参画している『ゆたかな教育の創造をめざす県民会議』が、第14回学校訪問をおこないました。
今回の学校訪問は、連合兵庫の各組織役員をはじめ、学者・文化人など39名が、県立舞子高校を訪れ、「舞子高校の概要と、環境防災科のこれまでのとりくみ」について校長等から説明を受け、意見交換をおこないました。

 

年齢が近いほうが共感しやすいかも 

また、授業参観については、変則でした 070123gakkouhoumonnMAIKOKOU006.jpg が近隣の多聞東小学校へ移動し、同科の生徒(1年生)たちが多聞東小学校の 4・5年生に対して「防災の心得」などについて出前授業をおこなっている様子を参観しました。
高校生たちは手作りの教材などを持ち込み、なかなかのチームワークで日頃の学習の成果を発揮していました。
日常生活の中での防災意識を高めるという趣旨からも、生活感覚が比較的近い高校生から受ける授業は、小学生にとっても共感しやすいと好評のようでした。

 

 県立舞子高校:環境防災科について

舞子高校の『環境防災科』は、防災教育を推進する“全国ではじめての学科”です。
阪神・淡路大震災を経験した神戸の地に、このような学科が全国に先駆けて設置される意味は非常に重いものがあります。
兵庫県では、
阪神・淡路大震災以降、命の大切さ・助け合いの素晴らしさなど、震災の教訓に学ぶ「新たな防災教育」を推進してきましたが、それを高校の専門学科で展開しようという試みは、たいへん大きな意味をもっていると言えます。

 
 
 ゆたかな教育を創造する兵庫県民会議について

『ゆたかな教育をめざす兵庫県民会議(略称:教育創造県民会議)』は、「保護者・地域住民・働く仲間」との合意形成、連帯強化をはかる中で、「21世紀のゆたかな教育の創造」をめざしています。
結成以来、本年で17年目を迎えていますが、昨年12月には「兵庫の教育をよくするための署名」にとりくみ、27万を超える署名を背景に、兵庫県への要請行動をおこなったことをはじめ、さまざまな機会をとらえて教育改革のとりくみをすすめています。
教育の課題を考える機会としての学校訪問のとりくみも、学校現場のご理解・ご協力のもと、今回で14回目を迎えるに至っています。

兵庫県では、子どもたちに「生きる力」を育むため、「自然学校」や「トライやる・ウィーク」などを、子どもたちのニーズにもとづき、多様な体験活動をとおして学ぶ教育改革の1つとして、積極的にとりくんでいます。学校・家庭・地域社会、そして教育行政が連携する中で、それぞれの教育機能が充分発揮できるよう、今後も積極的に推進していかなければならないと考えています。