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2007年新年旗開き会

 

 

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格差社会変革・労働分配率向上・選挙勝利へ

07新年旗開き会で誓いも新た

070109hatabiraki013.jpg連合兵庫は1月9日(火)正午から、神戸メリケンパークオリエンタルホテルで、2007年新年旗開き会をおこないました。構成組織・地域協議会を中心に、来賓ふくめ約450名の出席を得るなか、「格差社会の変革・労働分配率の向上・統一地方選挙と参議院選挙の勝利、等」をめざし、新年の幕開けに決意を新たにしました。

会は冒頭、北条会長が「反転をキーワードとした年頭あいさつ」を述べ、出席者から共感の拍手を浴びました。そのあと、来賓あいさつに移り、井戸兵庫県知事、矢田神戸市長代理(鵜崎助役)、辻民主党県連代表、嶋田労金兵庫県本部長から激励と期待のことばを受けました。

また時間の関係でごあいさつはいただけませんでしたが、民主党から土肥隆一衆院議員・市村浩一郎衆院議員・水岡俊一参院議員、全労済県本部から山路鐵男理事長、県経営者協会から池田志朗会長をはじめ、各級議会議員・行政関係部局・友誼団体・等々から多数の来賓出席をいただきました。

 

年頭ごあいさつ

                                                        北条勝利:連合兵庫会長

  070109hatabiraki009.jpg みなさん、あけましておめでとうございます。 
本年のスタートも昨年同様に、定率減税の全廃による大増税ではじまりました。景気はイザナギ超えの長期拡大といわれていますが、勤労者・生活者にとっては耐え難い状況になりつつあります。
企業間の格差、都市と地方の格差、働き方の格差、社会のあらゆる分野の格差が、さらに進められようとしている年明け!  21世紀に入って格差社会へ一直線!  今年こそ、皆様ともっと大きな輪を拡げ、与党の悪政にクサビを打ち込んでいきましょう。“人を大切にする”時代・社会をめざして! 共に行動する年へ。

均等待遇とワンストップサービス体制を目指して 

私たち連合兵庫は、07春季生活闘争では、昨年にひきつづき同じ職場で働く『パート・派遣・契約社員』の皆様の労働諸条件の改善も含め、要求していくことにしています。この取り組みは、近隣の労働組合のない企業・事業所に働く全ての皆さんに対する波及効果を生み出すことにもつながります。
そして、2月中旬には、姫路地区に労働者福祉協議会・全労済・労働金庫のみなさんとともに、ボランティア活動の拠点、すべての勤労者・生活者の、あらゆる相談事に対応するワンストップサービス『(仮称)安全・安心ネットワーク』を設置、ご相談に丁寧に対処し得る組織を立ち上げてまいります。
とくにボランティア活動について、1人でも参加できる活動体であり、ぜひ多くの皆様の参加をお願いいたします。

 暮らしの安心・安全とワーク・ライフバランスを

皆様とともに、本年は全ての働く方々との連携も強化し、暮らしの安心・安全時代の再構築へ目いっぱい汗をかいてまいりたいと決意を新たにしています。
『仕事と生活との調和の実現(ワーク・ライフバランス)と、子育て支援』について、昨年3月31日に兵庫県・県経営者協会・連合兵庫の3者による“一人ひとりが仕事と生活を調和させ、安心して子どもを生み育てることができる兵庫をめざして”3者で互いに協力。努力をしていくことを合意文書として締結、アクションプログラムを策定、本年はその具体化への初年度ともいえます。
私たちにできることが身近にあるはず。県行政と経営者協会と協働し、県民生活の向上へ努力をしてまいりますので、ぜひ皆様のご支援ご協力をお願いしたいと思います。それぞれの具体的活動は、あらためて本ホームページでも掲載させていただきます。

 安定した雇用・就業時代へ、与党の悪政にストップ!

社会の安定は、全ての人が正業につけることが基本であります。小泉政権時代の無節操な規制緩和が、勤労者の働き方にまで影響をおよぼし、企業が自由に働かせられるような状況に陥ってしまっています。また、本年はさらに働く側に厳しい法律への改悪が想定されてもいます。労働者派遣事業法という悪法につづき、労働者のためにならない労働契約法・労働時間法の制定という、さらなる法制改悪に歯止めをかけていきましょう。
その手段として、参議院選挙では、勤労者・生活者の政党『民主党』を中心とした野党が過半数の議席を獲得することにより、自民党政権の悪政をあばき、国民に目線を置いた政治へと反転させることができます。

経営者との交渉だけでなく、一人ひとりが政治に対する関心もしっかりと持ち、目前に迫った統一地方選挙、さらに7月の参議院選挙において、大切な1票を投じることから、真の安定した働き方、仕事と生活(家庭)のバランスのとれた時代・社会づくりへ大きな第1歩を印す年にしていきたいと思います。

みんなで夢を描き、みんなで実現させよう! 

2007年は、皆様のご家族を含め、幸多い年になりますようご祈念申し上げ、連合兵庫の各種取り組みに対しまして、倍旧のご支援・参画をお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
「一人ひとりの力が合わされば、今日描いた夢は、明日の社会の現実の姿となる!」
働く者の手で実現可能な社会改革の歴史の中で、記憶に残る大きな1年にしていきましょう。

 

 

 

来賓ごあいさつ

井戸敏三:兵庫県知事

 亥年は12年前に阪神大震災があり、要警戒の年なので、なにがあってもたじろがない気構えで新年を迎えました。昨年は、国体 070109hatabiraki016.jpg で全県が一体となって協力し、全国に感謝の気持ちを表すことができて良かったと思っています。兵庫はいにしえの区分けでは、丹波・但馬・摂津・播磨・淡路の5つの国から成っており、それぞれ個性豊かで、それにともない人情も特色があります。このような、地域の特性・多様性を尊重し、個人においても自分のことは自分で決めるという主体性と個性を重んじ、しかし、国体で見せたようにイザというときには結集できるという柔軟性がもてるということが立証できました。わたしは、これを「兵庫らしさ」としていきたい。努力を積み重ねても報われないというような格差の問題が起こっていますが、これをなんとか出来るような社会をつくっていきたい。労働の分野でも、労働組合の組織率の問題や、労働運動の分野の拡大の課題などありますが、多様な働き方をする人々に充分対応していけるシステムづくりが肝要なので、兵庫モデルを考えていきたいと思っています。元気な兵庫が、美しい兵庫の基盤だと考えています。ともにがんばりましょう。

 

矢田立郎:神戸市長(代理:鵜崎助役)

 (矢田市長は公務で上京)神戸空港・ベイシャトル・地下鉄海岸線という、旅客・市民の足を守るため、いま以上に利用者数の維持・増加をすすめなければなり 070109hatabiraki019.jpg ません。市民生活の利便性を向上と、神戸市の発展のため、一段のご協力をお願いいたします。毎年正月にはローマ人の物語を読むことにしていますが、あのローマがなぜ1200年もの長きにわたって国家を維持できたかといいますと、それはローマに敗れた人々をも味方にし、彼らから学んでいったことにあると思います。ローマ人たちの「自分たちの国は自分たちで守る」という気概にくわえ、いろんな事件・変化に対応して国家のシステムを変革していく知恵に支えられていました。彼らは滅び去ったギリシャからさえ、自分たちが持たない文化を吸収し、学びました。わが国は、そしてわが街・神戸は、あいかわらず厳しい状況にありますが、先人に学び、そして皆さん方に学びつつ、市政をすすめてまいりたいと考えています。2007年を明るい年にするため、力をあわせてがんばりましょう。

 

辻泰弘:民主党県連代表(参議院議員)

 

 労働運動も政治も、その目的は人間の幸せを追求することだと思います。げんざ 070109hatabiraki023.jpg い、労働環境は厳しく、競争至上で働く人々の諸権利は圧迫されています。目的を同じくする者として、勤労国民の幸せを求めて、ともに闘っていく決意を固めています。意識調査でも、国民の関心は「年金・医療・雇用・格差是正・等々」に集中しており、これらの改善に向けて闘うことを、連合も民主党も期待されています。自民党政権は、サラリーマン増税をして、その反面、法人税の減税や証券税制優遇措置は据え置きする。こうした国民生活・国民感情への鈍感さは末期症状を呈しており、政権交代しなければ真面目に働く者が報われる社会は到来しません。そのため、今春の統一地方選挙、夏の参議院選挙になんとしても勝利して政権交代の機運を醸成し、その後につづく衆議院選挙での政権交代に繋げていかなくてはなりません。政治を変え、社会を変えていくために、連合兵庫の圧倒的なご支援をお願いいたします。

 

嶋田輝男:福祉事業団体代表(労金県本部長)

070109hatabiraki030.jpg  働く仲間の幸せづくりへ、全力でがんばっています。労金・全労済は、ご支援のお蔭で順調に事業展開していますが、福祉事業ですので利用者が増えるほど良質のサービスが提供できます。退職者の方々も参加していただきたいし、未組織や若い人たちの間にも浸透させていきたい。広範な方々の参加によって、より力強く、きめ細かい生活サポートをおこなっていきたく考えていますので、いっそうのご支援、ご協力をお願いいたします。ともの前進しましょう。

 

 

 

 

鏡開き 070109hatabiraki036.jpg

来賓あいさつにつづき、鏡開きに入りい、北条会長、ごあいさつをいただいたご来賓の方々をはじめ、宮本博美:県議・荻阪伸秀:神戸市議・山路鐵男:全労済県本部長・八田雅弘:兵庫労働局長・池田志朗:県経協会長・村上昇:連合兵庫会長代理・小倉義彦:連合兵庫会長代理に登壇いただき、田治米政美:連合兵庫会長代理の音頭で鏡開きをおこなっていただきました。

 

 

乾杯
070109hatabiraki060.jpgそのあと、村上会長代理の音頭により、出席者全員で乾杯をおこない、ささやかながら懇親の宴にうつり、1年ぶりの交友を温めるシーンなども散見される和気藹々とした時間をすごしました。

統一地方選挙・参議院選挙立候補予定者の紹介と決意表明

宴たけなわとなったころ、本年の統一地方選挙・参議院選挙に立候補予定され、この日までに連合兵庫が推薦決定した方々を紹介し、候補者代表に決意表明を述べていただきました。

 

 

 

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ガンバロー三唱

 ◆北条会長のリードで、春季生活闘争・選挙必勝と、格差社会変革をめざし、出席者全員で力強くガンバロー三唱をおこないました。

 

  

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閉会あいさつ

小倉会長代理が「今年は政治決戦の年。反転をキーワードに、勤労者・国民の幸せを求めて闘っていこう。統一地方選挙・参議院選挙で、推薦候補者の完勝をめざそう」と結びのあいさつをおこない、熱気が充満するなかで、2007年の新年旗開き会をおひらきとしました。