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第24回地方委員会ひらく

「つくろう格差のない社会」合言葉に


第24回地方委員会で決意を新たに

 


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連合兵庫は、11月17日(金)、神戸市中央区のラッセホールで、第17回地方委員 会をひらき、2007年度の活動計画案をはじめ、来春の統一地方選挙・夏の参院選挙

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開会あいさつを述べる村上会長代理
について推薦候補と取り組みの基本姿勢を決定しました。
また、安富事務局長が本地方委員会をも って辞任(近畿労金副理事長に就任)する ことを受け、後任として向後1年間、土肥副事務局長を事務局長代行に選出しました。

地方委は村上会長代理の開会あいさつで幕を開け、議長に瀬戸西地方委員(電機 連合)を選出、つづいて議長が田畑地方委員(基幹労連)と泉地方委員(兵教協)を議事録署名人に任命、そ

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議長:瀬戸西地方委員
のあと会長あいさつ・来賓あいさつに移っていきました。

【資格審査報告】また、集計の都合で資格審査報告を議長判断により会長あいさつの後に変更。会長あいさつ後、資格審査報告をおこない「14時05分現在、地方委員126名中・出席101名・委任7名、特別地方委員16名中・出席14名、役員59名中・出席39名」と書く出席状況を報告、規約に照らして地方委員会が成立している旨を報告し、満場の拍手をもって確認を得ました。

以下、要旨次のとおり報告事項・議案を提案し、予算に対する要望1件を含め、すべて執行部提案どおり承認・決定し、最後に北条会長のリードでガンバロウを三唱して第24回地方委員会の幕を閉じました。


 

会長あいさつ

                       連合兵庫会長:北条勝利

直面する課題について全体で共有すべく、昨年の第10回定期大会で確認したスローガン『組合が変わ 20061117tihouiinkai 014.jpg る、社会を変える、つくろう格差のない社会、職場から地域から』を基本に、次の3点について申し上げたい。

第1点目は、組織の強化・拡大と存在感のある労働運動をめざしていきます。労働組合の組織率の低下が叫ばれているが、定年延長・再雇用者はもとより、関連企業・資本系列の組織化と、中小企業の組合づくりの支援、そして同じ職場で働くパート・派遣の組織化を精力的に推進していきます。『なんでも労働相談』や『労使相談センター』からの情報を活かしていきたい。

また、来年早々の立ち上げをめざしている『ワンストップサービス(地域ライフサポートセンター)』を、当面、県内5箇所設置を計画しているが、そのモデルとして1箇所を早急に立ち上げ、常駐窓口体制を図りたい。悩みの相談・地域ボランティア等社会貢献活動へのコーディネート役を通じ、『存在感のある労働運動・連合兵庫』をめざしていきます。

第2点目は、雇用の安定・雇用創出です。全国5000万人を超える労働者のうち、約3割がパート・派遣等、不安定雇用へと拡大している。『多様な働き方』とは言葉の響きは良いが、不安定な『多様な働かされ方』へと悪化している実態がある。公正なワークルールの確立と、低下した労働分配率の改善等に向け、07春季生活闘争を通じ、すべての勤労者の立場に立った運動を強化していかねばなりません。

第3点目は、暮らしの安全・安心です。5年半の小泉政治で格差拡大と同時に、本年初からも税・社会保障・医療費・介護保険・たばこ・発泡酒、等々、負担増のオンパレードとなり、くわえて教育基本法も改悪されようとしている。まじめに世界の中で日本をどのような国にしていくのか、そのために財界の使命、国民・労働者の役割をどのように考えるのか。また、膨れ上がった特別会計について、徹底した無駄の排除と効率化で、真の財政再建にどうつなげていくのか。自殺やいじめをなくすために、政治の果たす役割、地域社会の役割、もう一度、国づくりの原点をしっかり考えていかねばなりません。

連合では、12月に『大増税阻止、格差是正全国統一行動』を、そして07春季闘争と両輪で取り組む、統一地方選挙における連合兵庫推薦候補者の全員勝利、そして7月の参院選挙では兵庫選挙区『民主党:辻やすひろ』と『比例区:構成組織の8名』の全員当選を果たし、参院の与野党逆転で国民の暮らしの安心・安全を実現し、一流の政治の国への再生の年にすべく、組織の総力を結集していきましょう。


来賓あいさつ

井戸敏三:兵庫県知事 20061117tihouiinkai 015.jpg

「雇用状況は改善されてきたが、県としても経済の好調を安定化させるよう努力している。産業構造の変革は、多様な働き方をしつつ、かつ安心・安定的に働けるようにしないといけない。給与所得ベースの収入が増えていないため、消費が伸びない。労働分配率を高めていく必要がある。震災から11年経過し、復興のために地方債残高が3兆円を越えている現状だが、これを減らしながら、かつ県民の負託にも応えていかないといけない。困難な課題だが克服していきたい。元気な兵庫をめざして頑張ってまいります。」

 

 

矢田立郎:神戸市長 20061117tihouiinkai 017.jpg

「市民生活のベースは地域経済の活性度に左右される。神戸は大震災からの復興で巨額の財源を費やしてきたが、いまようやく次のステップへ向かえる状況になってきた。基幹産業の活性化、企業誘致などで、経済活性化を図り、財政再建・市民の暮らし・産業基盤の強化を同時にすすめていく。5年前の2万人雇用の公約は果たせたが、いままた新たな2万人雇用増に取り組み、実現の見通しは立っている。安全・安心な社会をつくるために連帯して頑張っていきましょう。」

 

 

辻泰弘:民主党県連代表 20061117tihouiinkai 019.jpg

「労働運動と志を同じくする政治勢力があり、一定以上の勢力をもつことで働く人々の安心安全が築ける。人間の幸せを追求する上で、労働のウェイトは大きく、労働条件の改善向上は欠かせないが、現在の政権下では労働が軽く扱われてしまっている。労働契約法・ホワイトカラーエグゼンプション・産別最賃廃止・派遣労働の恒常化・等々、人を人と扱わない政治が横行しています。力を合わせて政治の流れを変え、真の共生社会を実現していきましょう。」

嶋田輝男:近畿労金兵庫県本部長 20061117tihouiinkai 023.jpg

「事業団体を代表して、日頃のご支援に感謝申し上げますとともに、働く人々を支える運動の仲間として連帯のごあいさつを申し上げます。労働金庫などが政治活動に入り込むことは自重しないといけませんが、来年の統一地方選挙・参院選挙の結果が、労働者の幸せづくりに繋がることを願い、連合兵庫のご奮闘に期待申し上げるとともに、事業団体としても労働者の幸せづくりに寄与していけるよう力を尽くしてまいります」

来賓紹介

田邊和年:連合組織拡大・対策局長
浜上  力:兵庫高齢・退職者連合会長
高原澄夫:兵庫高齢・退職者連合事務局長

 

【一般活動経過報告】  20061117tihouiinkai 024.jpg

                         提案者:土肥副事務局長
     (内容省略)
                         <満場の拍手で承認>


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 【会計決算報告ならびに剰余金処分案】

                         提案者:伊藤副事務局長

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会計監査報告をする上坂会計監査

     (内容省略)

【会計監査報告】

                         報告者:上坂会計監査
     (内容省略)
                         <「会計決算報告ならびに剰余金処分案」と「会計監査報告」を一括し、満場の拍手で承認>



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【特別報告 連合兵庫公職選挙候補者推薦基準の見直しについて】

                         提案者:安富事務局長
     (内容省略)
                         <満場の拍手で承認>


【第1号議案 役員の交代に関する件】

                         提案者:安富事務局長

選出組織より次の通り役員交代について届けがあるのでこれを承認する。

 役職名

    就任者    

退任者 

選出組織 

副会長 

小倉義彦 

大西哲男 

電機連合兵庫地方協議会 

辻   芳治 

佐藤幸信 

情報労連兵庫県協議会 

柏木康利 

猶原信男

JPU近畿地方本部兵庫連絡協議会 

々 

和田利重 

高本計廣 

私鉄総連兵庫ブロック協議会 

執行委員

山下輝男 

若山忠義 

電機連合兵庫地方協議会 

々 

栄   敏彦 

北方龍二 

JAM兵庫 

々 

松田勝己 

田守恭一 

自動車総連兵庫地方協議会 

々 

松田計俊 

清水照明 

情報労連兵庫県協議会 

々 

池田   裕 

井沢信吾 

化学総連兵庫地方連絡会議 

々 

久田直司 

川野   司 

ゴム連合兵庫県協議会 

々 

加藤陽一 

渡邊英男 

JEC連合兵庫地方連絡会 

々 

松村潤郎 

井波   稔 

海員組合関西地方支部 

々 

鶴井和幸 

岡森義輝 

国公総連兵庫県協議会 

々 

皆木賢五 

 岸田健一郎 

交通労連兵庫県支部 

々 

霜藤明夫 

石村良一 

JR総連兵庫県協議会 

                          <満場の拍手で承認>


【第2号議案 2007年度活動計画案に関する件】

                        提案者:安富事務局長

スローガン

組合が変わる、社会を変える
つくろう格差のない社会、職場・地域から

各論その1 :「組織強化・拡大で働く者から信頼される労働運動の構築」
1.「組織拡大第2次アクションプログラム」に基づく組織拡大目標20,000人の取り組み。
2.連合兵庫と地域協議会運動の一体的活動の推進。
3.ボランティア・NPO団体とも連携した国民運動・人権確立の取り組み。
4.公務員制度改革と労働基本権確立の取り組み。

各論その2:政策・制度要求の実現と政治活動の強化
1.くらしの安心と社会的公正を確立する政策・制度要求の実現。
2.政策実現に向けた政治活動の強化。

各論その3:雇用の創出と安定、ワークルールの確立と労働条件の向上。
1.雇用の創出と安定。
2.労働安全衛生対策。
3.中小労働運動の強化と春季生活闘争の共闘強化。

各論その4 :「仕事と生活の調和を図り、男女平等・均等待遇の実現」
1.第2次男女平等参画推進計画の具体化。
2.女性活動の強化と国内外の女性運動との連帯。
3.男女ともに仕事と生活の調和が可能となる社会の実現。

各論その5:教育改革の推進
1.教育の地方分権と、根ざした教育要求・教育改革の推進。
2. 連合兵庫が参画する「ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議」との連携活動。

各論その6:「格差是正キャンペーン」の取り組みについて
1.働くもののためのワークルールの実現。
2.サラリーマン大増税阻止と不公平税制是正の実現。
3.「確定申告・還付申告」の取り組み。
4.2006年秋の取り組みの重点活動。
①安心と信頼の社会保障制度の実現。
②雇用保険制度の見直し。
③労働者派遣法の見直し。
④子育て支援・少子化対策の積極的な推進。
⑤「新しい公共」の創造と公務員制度・公務労使関係の抜本改革と労働基本権の確立。
⑥持続可能なグローバル社会の実現。
⑦教育基本法の改正問題。
⑧貸金業制度の見直し。
          (以上、項目のみ掲載)
                         <満場の拍手で決定>


【第3号議案 2007年度予算案に関する件】

                         提案者:伊藤副事務局長
         (内容省略)

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 久常地方委員


要望(久常地方委員・全水道)
「次代のリーダー育成の観点から、青年委員会活動に対する予算措置について、ご配慮をお願いしたい」

答弁(伊藤副事務局長)
「ご意見には共感できる。ご要望を出来るだけ汲み入れた措置を講じていきたい」
                        <要望に対する善処を含め、満場の拍手で決定>


【第4号議案 連合兵庫組織拡大アクションプログラム案に関する件】
 

                        提案者:安富事務局長
連合兵庫全体で2万人の組織拡大をめざし、2006年12月~2008年11月の2年間をアクションプログラム目標達成年次として取り組む。
具体的には、『①パート・派遣・契約労働者の組織化。②関連企業の未組織・産別未加盟組合対策。③中小・地場産業対策。④連合兵庫未加盟組織と未組織対策。』を取り組みの中心とする。
フリーダイヤル『0120‐154‐052』の宣伝活動を日常活動として取り組むとともに、兵庫労使相談センターとの連携を強化し、個人的・組織的な労働相談に取り組む。
          (以上、骨子のみ)
                         <満場の拍手で決定>


【第5号議案 第16回統一地方選挙ならびに第21回参議院議員選挙の取り組みに関する件】

                         提案者:安富事務局長
参院選挙兵庫選挙区の辻泰弘さんをはじめ、参院比例代表選挙の連合組織内8候補、ならびに統一地方選挙(兵庫県会議員選挙:投票07年4月8日予定、神戸市会議員選挙:投票07年4月8日予定、市町議員選挙:投票07年4月22日予定)62名を推薦する。
          (以上、詳細略)
                        <満場の拍手で決定>


【第6号議案 連合兵庫第2次男女平等推進計画案に関する件】

                         提案者:安富事務局長
男女がともに家族的責任を担いつつ、働き続けることのできる労働・社会環境の整備が求められている。このため、性別役割分業や男性の仕事中心のライフスタイルを見直し、仕事と家庭のバランスのとれた生活を実現することが重要な課題となっている。

 

男女共生の職場をつくるために、女性の職域を広げ、雇用の分野での差別を完全撤廃し、仕事のあり方を見直していく。

男女がともに担う労働組合づくりを目指し、各組合に『女性委員会』等の女性の活動組織を設置し、運動の全ての分野で女性の参画を保障し、連合兵庫の『女性委員会』に対応できるよう担当を明確にする。

会議日程・開催時間などの設定を工夫し、集会等を開催する時は必要な保育体制をととのえ女性が参加しやすい運営を図る。等々。
連合兵庫の第2次男女平等参画目標(数値目標)
①女性組合員比率50%以上の場合
  ○ 三役に女性を配置
  ○ 女性役員を複数配置
  ○ 女性組合員比率の大会女性代議員、女性中央委員
  ○ 女性の専従役員の配置
②女性組合員比率10~50%
  ○ 女性役員ゼロをなくす
  ○ 100人以上女性組合員が存在する場合は、女性役員の複数配置
  ○ 女性組合員比率の大会女性代議員、女性中央委員
③女性組合員比率10%未満
  ○ 女性役員ゼロをなくす。1人配置のところは複数配置をめざす。
④審議会等の参画目標
  ○ 連合兵庫が推薦する審議会等への参画は、女性比率30%とする。
⑤国際活動への参画目標
  ○ 連合兵庫が編成する海外視察団については、女性の参加を積極的に進める。
  ○ 連合本部が編成する代表団について、地方連合会に参加の要請がある場合には、女性の参加を積極的にすすめる。
          (以上、骨子のみ)
                         <満場の拍手で決定>


【第7号議案 事務局長補充選挙に関する件】

                         提案者:村上役員推薦委員長 20061117tihouiinkai 001.jpg
安富事務局長の出身組織より、同人を近畿労金副理事長へ転出させたい旨、表明があり、第4回執行委員会で承認した。
その後、所定の手続きを経て立候補受付したが、立候補者はいなかった。
この状況を受け、役員推薦委員会で協議の結果、事務局長途中退任に対し、来年秋の『大会』までは事務局長代行をもって事務局長の任にあたらしめる旨、確認した。
役員推薦委員会として、事務局長代行に土肥淳二(現副事務局長)を推薦する。
委員会の意見・要望として、「事務局長の推薦に関し、副会長経験者との条件があり、委員会としてその方向で努力したが、人選に至らなかった。この経験から、来年度は早い段階で役薦委を立ち上げて、基準の検討等をすすめていただき、現状の通り副会長経験者とするのか、新たな基準でやるのか、検討していただきたい」と付け加えました。
          (要旨のみ)

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事務局長代行に選出された土肥淳二さん


                         <満場の拍手で決定>


【第8号議案 退任役員表彰に関する件】

                         提案者:土肥事務局長代行
次の方々へ北条会長から感謝状を贈呈し、受賞者を代表して安富隆義前事務局長がお礼のごあいさつを述べられました。
本地方委員会で退任される次の方々を、規約第41条にもとづき表彰する。

     副会長   大西 哲男  電機連合兵庫地方協議会
       同     佐藤 幸信  情報労連兵庫県協議会
       同     猶原 信男  JPU近畿地方本部兵庫連絡協議会
       同      高本 計廣  私鉄総連兵庫ブロック協議会
    事務局長  安富 隆義  情報労連兵庫県協議会
    執行委員  若山 忠義  電機連合兵庫地方協議会
       同     田守 恭一  自動車総連兵庫地方協議会
       同     清水 照明  情報労連兵庫県協議会
       同     川野  司  ゴム連合兵庫県協議会
       同     井波  稔  海員組合関西地方支部
       同     岸田健一郎 交通労連兵庫県支部
       同     岡森 義輝  国公総連兵庫県協議会
       同     石村 良一  JR総連兵庫県協議会

 

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                       <満場の拍手で確認>
【退任役員代表あいさつ  安富隆義前事務局長】
「1997年から10年間、執行委員・副会長・事務局長を歴任させていただいた。みなさんと共に運動をすすめてこれたことは生涯の誇りです。明日からは労金での仕事に専念しますが、みなさんの一層のご指導ご鞭撻をお願いいたします。また、さきほど土肥事務局長代行を選出いただきましたが、みなさんのお力で土肥さんを守り立てていただき、連合兵庫運動を前進させていただきますようお願い申し上げます。」


【特別決議 第16回統一地方選挙・第21回参議院議員選挙 20061117tihouiinkai 054.jpg 必勝決議】

                         提案者:辻副会長
暮らしの安心・安全を実現するために、推薦候補の全員当選を果たそう。
また、真の民主政治の確立のために、民主党を中心とした政権交代を実現しよう。
          (詳細略)
   20061117tihouiinkai 057.jpg                        <満場の拍手で採択>

小倉会長代理が推薦議員を紹介し、『杉尾良文県会議員・川原田神戸市会議員・ 20061117tihouiinkai 058.jpg 辻参院議員』が推薦候補者を代表して一言づつ決意表明をおこないました。




ガンバロウ三唱

北条会長のリードにより、全員でガンバロウを三唱し、本地方委員会で決定・確認された諸課題の実現を誓い合い、滞りなく全日程を終了。散会しました。

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