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青年委が防災体験学習
防災体験学習で職場・地域・家庭の安全対策を
青年委員会第7回ユースセミナー
◆連合兵庫青年委員会は7月8日(土)、兵庫県立広域防災センターで『職場・地域・家庭での防災』に関する講演と、起震車や火災体験室を使った災害体験を通じ、『防災』について学びました。
◆セミナーは木野青年委副委員長(JAM)の司会ですすめられ、西風青年委員長(情報労連)が冒頭あいさつに立ち、「ユースセミナーは労組活動に直接かかわりがなくても、日常生活に役立つ知恵や教養を身につけていこうという趣旨でひらいている。今日の防災体験が皆さんの職場・地域・家庭の安全を守る一助になれば幸です」と述べ、◆また連合兵庫を代表して出席した土肥副事務局長が、「阪神・淡路大震災では全国から5万名の連合ボランティアが駆けつけてくれた。また、その後の様々な災害に対しては、連合兵庫も出来る限りの救援活動を行ってきた。
が 、 しかし、それらは連合700万名組合員のパワーを十全に発揮できるものだったか反省が残る。今日の学習・体験が、今後の災害対策ネットワークづくりに生かされるよう期待します」と、あいさつしました。◆講演・体験実習を終えたあとグループごとに参加者同士で感想や意見交換をおこない、各グループから1名づつが感想を発表しました。◆千葉青年委事務局次長(UIゼンセン)が「この体験を職場・家庭に持ち帰って、仲間や家族と防災意識を共有しよう」と『まとめ・閉会あいさつ』を述べて、有意義で刺激的なイベントの幕を閉じました。
【講演】
◆テーマ『防災の街づくり・体験学習ガイダンス』
講 師:長谷川和正さん(県立広域防災センター講師)
(兵庫県下で唯一人の防災教育専門員の方です)
「阪神・淡路大震災では、第1撃を生き延びたが倒壊家屋の下敷き等になった人々は、その 80%強が近所の人々によって助けられた。都会生活の匿名性は気楽ではあるが、地域コミュニティーこそが命綱との認識も重要だ。お祭り・街角清 掃などの地域活動を通じ、普段から人間関係を育てていく必要がある。大 事なことはいろいろあるが、ともかく『生活防災』という観点から生活環境・人間関係など見直していただきたい」
【体験学習・訓練】
◆構成産別・地域協議会の青年担当役員・活動家たち 約40名が参加し、起震車での阪神・淡路大震災なみの振動や、真っ暗な火災体験室での(水蒸気の煙・室温37度C)避難実習などで、臨場感いっぱいの災害体験をしました。◆また、火災時の初期消火訓練として、放水実習を受けましたが、消火栓の扱いなど実際に経験してみてはじめて分かることがあり、優秀な装備であっても
人が使いこなせなければ無用の長物になってしまうことなど、貴重な教訓を得ました。
兵庫県広域防災センター
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